デザイナーとの仕事で意識したい、ちょっとしたポイント【デザイナーと働く#3】

デザイナーとの仕事で意識したい、ちょっとしたポイント【デザイナーと働く#3】

Clock Icon2017.03.31

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はじめに

こんにちは。モバイルアプリの運用を担当しているkobayashiです。 本ブログは「デザイン要件で伝えて欲しいことを聞いてみた【デザイナーと働く #1】」「デザインレビューで伝えて欲しいことを聞いてみた【デザイナーと働く #2】」の番外編です。#1,#2のMTGで、「こんなところも意識できたら良いよね」と話題に出た、ちょっとしたポイントのご紹介をしたい思います。

登場人物

しつこいですがおさらいです。#1,#2では、デザイナーのたなか ゆきこさんにブログのアイコン制作依頼をし、そのやりとりの中で気づいたポイントをお伝えしてきました。

kobayashi

  • 事業会社にて制作会社のデザイナーとやりとりをしていたことがある
  • デザインの話題は好きだがそこまで詳しくない
  • 現在はモバイルアプリの運用支援(カスタマーサポートやコンテンツ)を行なっている

たなか ゆきこ

  • デザイナー歴16年
  • UI.UXデザイナー
  • 現在はモバイルアプリのデザインを行なっている

ちょっとしたポイント

まずデザインの意図を聞く

自分がイメージしていたものと異なるデザインが出てきた場合、デザインの意図を聞くことが大切です。デザイナーには実現したいことやターゲットユーザーのことを伝えているので、ユーザーのことを考えた場合にデザイナーが提案してきた内容の方が適切な場合も多いからです。意図を聞くと、お互い理解が深まるので改善の提案もスムーズにしてもらえます。

情報の優先順位を伝える

例えば、商品のウリがいくつかあった場合、「安い」と「うまい」のどちらを強調したいのかはこちらから指示しないとわからない部分です。情報の優先順位を伝えることで、デザイナーもデザインが考えやすくなります。

逆に優先順位を伝えないと「こっちがメインじゃないんだけどな・・・」という事態になってやり直しが増えます。商品のウリや強調したい内容は事前に整理して伝えるようにしましょう。

また、テキストを自分で用意する場合、それぞれの要素が並列関係にあるのか上下関係にあるのかを番号やタイトルで示すと意図が伝わりやすくなります。私の場合は大、中、小のタイトルで書き分けることが多いですが、1.2.3と番号をふってタイトルを付けても、初めに来るものの方が優先度が高いということは伝わると思います。並列の場合は箇条書きにするようにしましょう。

自社の素材使用ガイドラインを知っておく

会社のロゴやキャラクターの使い方、コーポレートカラー(企業のシンボルとなるカラー)は、細かく使用ガイドラインが設定されていることがほとんどです。制作に入る前にデザイナーから依頼されることになるので、プロモーションの部署等からあらかじめデータ一式をもらっておくとスムーズです。

また、ロゴやキャラクターはデザインに付随する要素(例えばキャラクターの横についている♪など)を一つを取ったり欠けたりしただけでも、使用不可や制作者の確認が必要になることがあります。デザインをした後に作り直したり確認待ちになることを防ぐためにも、渡すデータが可変可能なのかはあらかじめ使用ガイドラインを確認してデザイナーに伝えておきましょう。

ラフはデザイナーに任せる

明確なイメージがある場合、ついラフ(大まかなデザイン案)を自分で書いてしまうことがあります。ただ、こちらでラフを作ってしまうとデザイナーが考える余地が少なく、もっと良いデザインやレイアウトがあったとしてもデザイナーからの提案のハードルを上げてしまいます。 ラフはデザイナーに書いてもらい、それを元にイメージをすり合わせて行く方が良いものが出来上がると思います。 私もラフを書いたことはありますが、クラスメソッドに入社してデザイナーの考えに触れ、デザイナーに任せるのが一番良いと実感しました。

まとめ

  • まずデザインの意図を聞く
  • 情報の優先順位を伝える
  • 自社の素材使用ガイドラインを知っておく
  • ラフはデザイナーに任せる

#1,#2,#3とブログをまとめていて、デザイナーとの仕事はコミュニケーションによるすり合わせが重要だと感じました。

色々と依頼側の心構えをお伝えしてきましたが、たなか ゆきこ氏いわく「もちろん色々と準備してくれたら嬉しいが、まずは悩んでいることを相談してほしい」そうなので、あまりうまくやろうと気張らなくても良さそうです。

よりスムーズに仕事を進めるために#1,#2,#3でご紹介したポイントが少しでも仕事のヒントになればと思います。

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